ジョルジオ・モロダー
ジョルジオ・モロダー(Giorgio MORODER)。40年、イタリア・ドロマイト出身。作曲家、プロデューサー。学生時代から作曲活動を始める。ドイツにスタジオを構え、68年、「Mah Na Mah Na」でデビュー。ピート・ベロッテと組み、プロデュースしたドナ・サマーのアルバムでは、タンス型のMOOGシンセを駆使して生み出された"ミュンヘン・ディスコ・サウンド"と呼ばれる16分のシーケンス・ベース・ラインを披露。全世界で大ヒット。電子音楽界、そしてディスコミュージックの偉大なるコンポーザーと呼ばれる。彼の70年代の作品は、当時としても素晴らしく、現在のクラブ・チューンにも通じる、元祖エレクトロ・ダンス・ミュージックと言える。80年代以降の作品は商業根性が高くなり、パワーダウンしていった感があるが、90年代に入るとハウスやテクノのアーティストたちにも素材のひとつとして注目され、カヴァーヴァージョンも続々登場するなど、その魅力に再び注目が集まっている。無断盗用は日常茶飯事。訴え出したら一生裁判所通いだと、数々の受賞トロフィを前に笑顔で嘆いている。代表作品。「Love To Love Your Baby」「I Feel Love」「メトロポリス」「フラッシュダンス」「トップガン」など。
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