2007年02月02日
「PIKA PIKA」ワークショップ体験
イベント「ショウケース」での「PIKA PIKAワークショップ」に参加するべく、夕方から横浜のZAIM別館へ。
「PIKA PIKA」を簡単に説明すると、露出時間を長めに設定したデジカメの前でペンライト等の灯りで空中に絵を描き、それを複数回繰り返して撮影した画像を編集し、光のアニメーションのような映像をつくるといううもの。
文章での説明ではさっぱりだと思うけれども、PIKA PIKAを制作されているモンノカヅエさんとナガタタケシさんのユニット「トーチカ」のWebサイトで是非実物をご覧になっていただきたい。とても楽しい映像が出来上がるのだ。
私は以前から是非体験してみたいと思っていたので、このワークショップは大変楽しみにしていた。
少し遅れて会場に到着すると、ちょうどワークショップが始まったところ。
先ずは簡単な内容説明。各々手に持ったライトで空中に絵を描く練習をする。それだけでもうとても楽しい。無心に落書きしてしまう。
次に連続して6枚程度の絵を描き、それをアニメーションさせてみる。これを何度か繰り返すことで皆コツを掴み、数コマのアニメーションをつくりはじめる。私も色々と試してみて、うまくいくとまた更に新しいことを試してみるというPIKA PIKAスパイラルにすっかりハマる。面白い。
その次に10名程度のグループ2つに別れ、各々で更にPIKA PIKA。会場であるZAIM別館の様々な場所に移動して、その場ならではのアニメーションをいくつか製作する。
私の参加したモンノさんグループでは、階段の踊り場のような場所で16コマ程度のアニメーションを数回試してから、最後に他のアーティストの作品の傍で50コマ以上の大作にチャレンジ。事前にスケッチブックと頭の中でシミュレーションを繰り返してから挑戦する。
流石に50コマの撮影を一気にやるのは達成感があって良い。終了後、トーチカのお二人は編集作業へ。
その間、1階ではタニシKさんと尾崎旬さんのパフォーマンスがおこなわれる。私はお二人の大ファンなので、両方観ることができて大変嬉しい。
今回は特に尾崎さんのパフォーマンスが白眉。段ボール箱とラッシングベルト(運送時に荷物を固定する為に用いる、バックルの付いた布ベルト)を使ったパフォーマンスで、会場の大きな柱を巧みに利用される。
緊張と弛緩の程良いバランスと、期待と裏切りの繰り返し。それからダレない程度の小気味良い笑い。素晴らしい。
最後にトーチカさんの編集してくれたビデオの上映会。大変楽しい。
この「PIKA PIKAワークショップ」は、皆で作品をつくりあげる作業が短時間で修得、上達できるもので且つ頭脳と身体を両方使用するという点でまず面白い。それから作業のフィードバックが即座に得られ、かつそれが映像なので皆で共有し易い、という正にワークショップのお手本のようなものになっている。
機会があったら是非また参加してみたいものだ。
楽しいイベントでした。プロデュースを担当したPANTOGRAPH(パンタグラフ)にも拍手。
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